気分は世界の車窓から。汽車で行くチャイマット村
ダラットはフランス当地時代にフランス軍が避暑地として開拓したのが時代のはじまりといわれています。
その象徴の一つがこちらの「ダラット駅」。
外観からして西洋の雰囲気が漂っていますね。
スアンフーン湖の近くにあります。ここでは隣の村の「チャイマット村」までの往復チケットを購入することができます。
時刻表は窓口の付近の立て看板で確認してください。
SL機関車を楽しもう
ダラット駅には、ソ連時代におくられた汽車が展示されていることで注目されています。鉄道オタクの間では、ダラット=SLらしいです。
ちなみに、筆者が行ったときは、フランス人の団体ツアー客がいて、非常に賑やかでした。こちらがソ連製のSLです。
車両の一つはカフェになっていて、ここでドリンクを飲むことができます。しかし、残念ながら、実際乗車することができるのは、隣のレールを走るこちらの汽車です。
なんとなく赴きが異なりますね……。
しかし、こちらもソ連製の汽車だとのこと。車両内部の様子。
ベトナム人の観光客も多くいました。ダラットはベトナム人の旅先としても非常に人気のようですね。いよいよ列車が走り出します。電車と比べると非常に速度が遅く、それでいて揺れます。
約20分程度の所要時間となりますが、乗務員さんがミネラルウォーターを渡してくれます。
ちなみに、同じ車両には日本人ツアー客もいました。
意外とダラットも知られてきている様子ですね。道中は田園風景を眺めて心癒されておきましょう。
ダラットの町自体が非常に田舎ですが、これから向かう先はさらに田舎となります。
チャイマット村で寺院参拝
チャイマット村に到着です!
そして何もありません!
強いていえば、チャイマット市場があるくらいですが、到着したのが午後なので、すでに市場の活気も落ち着いている様子。
しかし、チャイマット村には一つ象徴となる観光スポットがあるんです!それがこちら。
非常にゴージャスな仏教寺院です。
筆者もこれまで数多くの仏教寺院を見学してきましたが、これはトップクラスに派手な装飾です。
なぜこんな田舎にこれほどまでの立派な寺院があるかは不明ですが、現在ではすっかりと観光名所になっています。寺院の内部も期待を裏切らない内装です。
柱、壁、天井と随所に装飾が施されています。
その奥には黄金の大仏が細長い目でこちらを眺めており、仏教徒の方々はひざまずいて参拝する様子を拝見することができます。
チャイマット村の滞在時間は60分程度でした。
その後は再び汽車に揺られてダラット駅へ戻ります。
合計2時間程度の観光時間となりますが、事前に汽車の発車時刻を確かめておく必要があります。
(管理人へのご連絡は不要です)